田尻慎吉（１９２３〜２００９）はコブラ芸術運動にも参加し 、戦後オランダ彫刻の前衛的芸術家の一人として知られます。
アメリカで日本人両親の間に生まれ、パリ、ドイツで暮らし、最後にオランダに落ち着いた田尻はコスモポリタンとしてつねに矛盾を抱え、それを彫刻、写真、絵画、映像などで表現しました。
展覧会は田尻作品の三つの重要なテーマ「武者・結び目・ベルリンの壁」を中心に構成してあります。田尻慎吉の矛盾の世界観をご堪能ください。
