展示
日本のデザイン
2012年7月20日 - 2012年9月2日
日本のデザインは、居間に台所に、そして市内の通りにと、オランダの家庭にすっかりなじみ深いものです。 オランダの人たちは、おそらく何気なく日本製のテレビを見たり、日本製のラジオを聞いたり、日本製の車に乗ったりしていることでしょう。これら日常の製品をいちいち「日本製」と認識することは、じっさいあまりないのかも知れません。それでも日本の工業デザインはやはり日本のデザインで、日本人の伝統的な美意識とデザイン論に基づいています。この展覧会では、現代日本の工業デザインを、その文化的ルーツとともに、全体的に紹介します。
日本人は、新しいアイデアを往々にして、既存のアイデアに追加します。そのため「新」が「旧」を完全に置き換えるということはめったにありません。それが、おそらく日本人が伝統を残すといわれる大きな要因ではないでしょうか。本展では、所々、展示作品と常設展のシーボルトコレクションとが比較できるように構成しました。
本展の開催には、国際交流基金のご協力をいただきました。
興味のある方は、どうぞこちらもごらんください。