展示

北斎 250

2010年12月10日 - 2011年2月27日

Hokusai1218060134

<世界に誇る北斎の芸術を一望する>

今から250年前、江戸に生まれた葛飾北斎(1760ー1849)は、日本絵画史上、最高の絵師の一人です。北斎の名声を世界に轟かせた作品は、疑いも無く、大判錦絵による「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」でしょう。北斎は、生涯に実に3万点を超える作品を発表しています。その多くは、西洋に渡り、ジャポニズムとしてゴッホやモネ、セザンヌなど印象派の巨匠達に賞賛され、影響を与えました。 

1823年から約6年間日本に滞在したシーボルトは、北斎と同時代の人であり、2人の間には交流があったと言われています。 シーボルト・コレクションの中には、高品質の北斎作品が数多く含まれ、中には西洋の陰影法を取り入れた非常に実験的な珍しい作品も見られます。
本展覧会では、シーボルトがオランダに帰還した以降、世界で初に公開される北斎作品の他、オランダ国内外の有数の美術館、博物館、コレクターから集めた代表作を一同に介し、北斎芸術の全貌をご紹介致します。

*展覧会は2期及び2部に分かれ、作品を入れ替えますので、入場券は2期に渡り有効な割引券をご購入されることをお勧め致します。シーボルトハウス博物館の窓口でその旨を伝え、ご購入ください。

会期:第1期:2010年12月10日ー2011年1月16日
第2期:2011年1月21日ー2月27日